社交ダンスとバレエは華やかな雰囲気が似ていますが、他にはどんな共通点があるのでしょうか？今回は、社交ダンスとバレエについて、共通点や違いを解説します。興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。

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バレエとは

バレエとは、西ヨーロッパで生まれてその後世界中に広まった、セリフや歌を伴わない舞台舞踊のことで、しなやかで優雅な動きが特徴です。現代の日本においても人気のある習い事だといえるでしょう。

 

バレエを大別すると、最も古い歴史のある「ロマンティックバレエ」、民族舞踊や新しいステップなどを取り入れた「モダンバレエ」、フランス生まれのバレエをロシアで発展させた「クラシックバレエ」の3つに分けられます。

社交ダンスとは

社交ダンスとは、男女のペアで踊るダンスのことを指し、もともと他者との交流を図ることや、親睦を深めることを目的に生まれました。社交ダンスの歴史は古く、12世紀頃のヨーロッパの貴族文化に遡ります。その後、スタイルを変えたり種目が増えたりなどの変化を遂げながら、徐々に世界に普及していきました。

 

社交ダンスは、スタンダードとラテンアメリカの2種類に分けられますが、それぞれ5種類ずつのダンス種目が存在し、そのスタイルは多様です。

バレエと社交ダンスの共通点

バレエと社交ダンスは全く違うものに見えますが、実はさまざまな共通点も見られます。最も大きな共通点は、きらびやかな衣装を身に付けて、多くの人の前で踊ることです。また、初心者の人でも自分のペースで楽しめる点も挙げられるでしょう。

バレエと社交ダンスの大きな違い

ここからは、バレエと社交ダンスの大きな違いについて見ていきましょう。

踊り方のスタイル

社交ダンスとバレエは、踊り方のスタイルに違いが見られます。社交ダンスは、ステップを踏み前後しながら進む動作が基本で、フロア全体を動きます。また、つま先は常に進行方向に向けて移動することも特徴です。

 

一方バレエは、舞台にしっかり立つというよりも、つま先立ちや片足などでバランスを保ちながらフロアを動きます。つま先は外向きに開き、首や手足、背筋を伸ばしておくのが基本姿勢です。

踊る相手

社交ダンスとバレエの大きな違いに、踊る相手が挙げられます。バレエは、ソロや複数のグループ、男女のペアなど、楽曲や舞台に応じてさまざまな人数で踊りますが、社交ダンスは男女のペアで踊るのが基本です。

 

また、男女ペアで踊るバレエは、女性のタイミングに合わせて男性が動き、バランスを崩さないようにサポートします。社交ダンスは、どちらかと言えば男性のタイミングに合わせて女性が動き、パートナーと共にバランスをとりながら踊ることが特徴です。

衣装やメイク

社交ダンスとバレエの衣装やメイクはどちらも華やかですが、よく見ると違いがあります。バレエの衣装は、薄いピンクやベージュ、白などの淡い色合いのものが多いのに対し、社交ダンスの衣装は原色を使ったビビットカラーが多く用いられています。

 

またメイクについても、舞台映えさせるためにどちらも華やだという共通点があります。しかし、社交ダンスの方がより派手な傾向があり、ラメや発色の良いアイシャドーなどを多く用いることが特徴です。

かかる費用

社交ダンスやバレエの教室に通うためには、レッスン費用以外にも入会金や発表会にかかる費用、道具を揃える費用などを考えなければなりません。道具を揃えるための費用に関しては、選ぶデザインやブランドによって予算の幅が大きく異なります。安いものを選べば費用を抑えることもできるため、予算内で検討してみてください。

 

レッスン費用や入会金、発表会にかかるお金などは、バレエよりも社交ダンスの方が安い傾向があります。教室によっても差があるため、興味のある方は、体験レッスンに参加したり問い合わせたりして、揃えるべきものや費用について質問してみましょう。

大人の趣味として、社交ダンスを始めてみては？

本記事では、バレエと社交ダンスの違いや共通点について解説しました。共通点の多い2つのダンスですが、動きやメイク、衣装などをよく見ると大きな違いに気付きます。社交ダンスは、大人になってから始める趣味として最適で、他の人との関わりも持つことができるでしょう。これから始められる趣味をお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。